独自科目:燃焼工学特論
教員名
吉山 定見
単位数
2単位
開講学期
2学期
目的と概要
さまざまな熱機関や燃焼機器では、燃焼過程中の流れ、化学種濃度、火炎などの計測が不可欠である。レーザ計測などの新しい計測法から従来の計測法を理解し、その利用方法について考察する。本講義を通じて、さまざまな計測手法を自ら調査し、その原理を理解し、自らの研究に利用できる能力を身につける。
授業計画
1. 概要説明
2. 流れの計測(熱線流速計、レーザドップラ流速計など)
3. 火炎の計測(イオン電流、シュリーレン法、レーザトモグラフィ法など)
4. 濃度の計測(赤外吸収法,LIF法など)
5. 計測例 その1 乱流予混合火炎のフラクタル解析
6. 計測例 その2 イオン電流による燃焼センサの開発
7. 実習Ⅰ(レーザドップラ流速計による円板周速度の測定)
8. 実習Ⅱ(レーザドップラ流速計による空気流速の測定)
9. 前半のまとめ(レポート①提出とプレゼン)
10.内燃機関の燃焼計測(PV線図、図示平均有効圧、図示熱効率)
11.内燃機関の燃焼計測(熱発生率解析、熱損失)
12.実習Ⅲ(内燃機関の性能試験)
13.実習Ⅳ(内燃機関の筒内圧測定)
14.レポート②提出とプレゼン
15.まとめ
授業に対する
準備事項事前に燃焼工学、熱力学などの復習をしておくこと。
事後、講義に関連する文献等を調査し、まとめておくこと。また、実験後は実験データを適切に解析し、報告書にまとめること。
プレゼンで質疑応答を行った内容やプレゼン後の追加調査の結果を報告書に反映させること。
成績評価方法
レポート2回 100%
履修上の注意
工業熱力学と燃焼工学を履修しておくこと。
各自で演習を行い,授業の内容を反復すること。
教科書・参考書
教科書:授業の最初に指示する。
参考書:授業において適宜指示する。