コース紹介

シラバス(2017年度版)(2018年度版は各校のシラバスを参照してください)

独自科目:トライボロジー特論

教員名

松田 健次、高嶋 一登 / 国際環境工学部 非常勤講師

単位数

2単位

開講学期

2学期

目的と概要

トライボロジーは、相対運動に伴って接触二面間に発生する摩擦・摩耗などの諸現象及びそれに関連した諸問題を取扱う学際的学問である。機械の機能・性能・信頼性などの向上に直接関係するため、工学の基盤技術として位置づけられており、工学を志すものは身につけておくべき学問といえる。本講義では、その基礎概念を説明する。さらに、生体におけるトライボロジーの役割についても講術する。

授業計画

1. ガイダンス
2. 固体の接触
3. 滑り・転がり摩擦の機構
4. 表面被覆材の設計思想
5. 流体潤滑の原理
6. 滑り軸受
7. 弾性流体潤滑理論
8. 境界潤滑
9. 中間試験
10. バイオトライボロジー1
11. バイオトライボロジー2
12. バイオトライボロジー3
13. 潤滑剤
14. 表面損傷
15. まとめ

授業に対する
準備事項

記載の教科書、参考書、配布資料を活用して予習・復習を十分に行い、理解を深めることが望まれる。

成績評価方法

レポート・演習 10%
中間試験 45%
期末試験 45%

履修上の注意

本講義を十分理解するためには、機械工学の基本となる講義の修得が必要である。

教科書・参考書

教科書:トライボロジー 山本 雄二・兼田 禎宏、理工学者
参考書:バイオトライボロジー-関節の摩擦と潤滑 笹田 直・塚本 行男・馬渕 清資、産業図書
トライボロジーハンドブック 日本トライボロジー学会編、養賢堂
トライボロジー概論 木村 好次・岡部平八郎、養賢堂
基礎機械設計工学 兼田 禎宏・山本 雄二、理工学社

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