コース紹介

シラバス(2017年度版)(2018年度版は各校のシラバスを参照してください)

単位互換科目:適応信号処理

教員名

孫 連明

単位数

2単位

開講学期

1学期

目的と概要

信号とシステムの特性が時間とともに変化している場合、その変化に応じて処理システムの実時間調整を行う適応処理が必要である。本講義の目標は適応信号処理の基本理論と実用テクニックを理解して実際問題へ応用することである。講義では基本的な適応信号処理アルゴリズムについて学習し、アルゴリズムの原理、収束特性解析、アルゴリズムの実現を理解する。また、計測データ解析、適応フィルタ、適応干渉キャンセラの設計への応用技術をコンピュータ数値計算環境で体験し、適応信号処理の理論的原理と実用テクニックの理解を深める。

授業計画

1.  適応システム入門:適応システムの構成と特徴
2.  MATLABによる適応システム
3.  適応信号処理の基礎(1) 信号とその性質
4.  適応信号処理の基礎(2) システムとモデル
5.  適応信号処理のための最適アルゴリズム(1)
6.  適応信号処理のための最適アルゴリズム(2)
7.  最急降下法の原理、アルゴリズムと収束特性
8.  最急降下法のシミュレーション例
9.  数値演習
10. LMSアルゴリズムの導入とアルゴリズムの実現
11. LMSアルゴリズムの収束特徴と正規化LMSアルゴリズム
12. LSアルゴリズムの原理と特徴、RLSアルゴリズムの導入
13. RLSアルゴリズムの応用例
14. 最急降下法、LMSアルゴリズムとRLSアルゴリズムの比較
15. 数値演習とまとめ

授業に対する
準備事項

授業前、講義資料(moodleで提供)を確認し、何を学ぶかを理解しておくこと。
授業後、演習問題を解いて学んだ内容を確実に身につけること。

成績評価方法

演習 50%
レポート 50%

履修上の注意

・信号理論、線形システム、数値解析に関する知識が理解していることが望ましい。
・授業終了後には演習で用いたアルゴリズム、作成したプログラムを再確認し、適応信号処理の基本アルゴリズムと計算のテクニックを理解する。

教科書・参考書

教科書:講義資料配布
参考書:Adaptive Filter Theory, S. Haykin, Prentice Hall

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