単位互換科目:移動通信
教員名
梶原 昭博
単位数
2単位
開講学期
1学期
目的と概要
ASKやPSKなどの代表的なデジタル通信方式の基本原理および誤り率特性などの基礎理論について復習した後,通信回線設計や実験などを通して移動通信固有の課題や問題点などを理解する。後半は無線LANや携帯電話などで用いられているスペクトル拡散通信やOFDM,UWBなどの最新の通信技術,およびマイクロ波を用いたITSや車載用レーダ技術を習得する。なお,期末試験の70%を到達目標とする。
授業計画
1 移動通信システムの概要
2 無線伝送基礎
3 デジタル通信基礎1
4 デジタル通信基礎2
5 フェーディング伝送路
6 フェーディング対策技術1 -アンテナダイバーシティ-
7 フェーディング対策技術2 -変調方式-
8 フェーディング対策技術3 -信号処理-
9 演習と復習
10 スペクトル拡散通信とCDMA
11 直交周波数変調(OFDM)
12 近距離高速無線通信技術
13 無線ネットワーク技術
14 電波センサ技術
15 演習とまとめ
授業に対する
準備事項学部で習った「通信方式」を理解しておくこと。
成績評価方法
期末試験 50%,レポート 50%
履修上の注意
2/3以上の出席がないと期末試験の受験不可。
教科書・参考書
教科書:「通信方式」森北出版社(1~4回)、パワーポイント配布資料(5~14回)
参考書:「高速ワイヤレスアクセス技術」コロナ社