基幹科目:制御応用工学
教員名
高橋 徹
単位数
2単位
開講学期
1学期
目的と概要
自動車のコンピュータ制御化には目覚ましい進展が見られる。ここでは、自動車の制御について学ぶ。まず、車両の運動制御の力学基礎・制御数学基礎、タイヤ特性について学ぶ。つぎに、車両運動を解析するための2輪車両モデルとサスペンションを考慮した車両モデルについて学ぶ。さらに、自動車制御システムの事例について学ぶ。毎回、MATLAB・Simulinkシミュレーション演習を実施する。到達目標は、車両運動に関係する線形モデル化を行え、構成した線形制御系を解析できるようになること。
授業計画
1. 概要
2. 力学基礎と制御基礎、MATLAB/Simulinkシミュレーション
3 .タイヤの基礎、MATLAB/Simulinkシミュレーション
4. 車両モデル1(2輪車両モデル)、MATLAB/Simulinkシミュレーション
5. 車両モデル2(直進運動)、MATLAB/Simulinkシミュレーション
6. 車両モデル3(旋回運動)、MATLAB/Simulinkシミュレーション
7. MATLAB/Simulinkシミュレーション演習
8. サスペンション付車両モデル1(単輪モデル)
9.MATLAB/Simulinkシミュレーション演習
10. サスペンション付車両モデル2(2輪モデル)
11. MATLAB/Simulinkシミュレーション演習
12. 自動車制御システムの事例1(エンジン制御)
13. 自動車制御システムの事例2(ステアリング・ブレーキ制御)
14.自動車制御システムの事例3(車間距離制御)
15.まとめ
授業に対する
準備事項指定された範囲の予習と、授業内容の復習を行うこと。
成績評価方法
レポート 50%
最終試験 50%
履修上の注意
・線形代数・ラプラス変換・状態変数モデル解析を修得していること。
・ひびきのキャンパス「連携大学院カーエレクトロニクスコース」の単位互換科目であり、コース履修者を優先する。
・授業開始前までに予め配布プリントを読み、理解できた所とできなかった所を明確にしておくこと。授業終了後は例題・演習を自分で解き、内
容の理解を確認すること。
教科書・参考書
教科書:プリント配布。
参考書:適宜指示する。