独自科目:ディジタルLSIアーキテクチャ
教員名
渡邊 孝博
単位数
2
開講学期
秋学期
目的と概要
目的/目標:ディジタル回路の要素部品や設計事例と様々な設計条件を理解し、新たなディジタルシステムを設計する際に応用することができるようになる。
概要:ディジタルLSIは用途や要求性能などに応じて様々な実現方法があり、設計条件と設計方法も変わる。また、設計上の問題として遅延や消費電力の問題に加え、最近では微細化と高速化によるシグナルインテグリティ(波形品質)やIP利用の問題もあがっている。本講義ではこれらの話題に触れながら、ディジタルLSIの構成要素の設計から最近の手法までを講義する(一部演習を含む)。 また、各種の設計手法やツールを紹介し、今後を展望する。
授業計画
1 授業概要とLSI技術動向
2 LSI設計工程
3 LSI製造工程
4 セルベース設計
5 設計フロー詳細
6 CMOSトランジスタ、ゲート、セル
7 組合わせ回路(1)
8 組合わせ回路(2)
9 理解度確認
10 順序回路(1)
11 順序回路(2)
12 PLDとFPGAによる設計
13 技術課題-消費電力、信号品質
14 トピックス-IP利用設計、マルチコアシステム
15 理解度確認
授業に対する
準備事項Course N@viに掲載する講義資料を事前に読んでおくこと。予習には60~90分程度かかる。
成績評価方法
試験:80% 定期試験を中間と期末の2回実施する予定です。(場合により期末1回のみ)。授業の内容全般についての理解度を評価します。
レポート:20% 課題は、授業中に提示します。講義内容を理解し、また、与えられた課題を講義内容の視点と絡めて深く考察あるいは発展的に考えているかどうかを評価します。
8割以上の出席を必須とします。
履修上の注意
随時、レポート課題を課す。
教科書・参考書
講義資料および参考資料を配布し、スライドで講義する。
なお、講義資料はCourse N@viにアップロードしているので、各自でダウンロードやコピーをしておくこと。
参考文献は別途紹介する。