独自科目:バイオMEMS
教員名
安田 隆
単位数
2単位
開講学期
第1学期
目的と概要
MEMS (Micro Electro Mechanical Systems)は、電気的または機械的な機能を有する微小な構造体及びそのシステムであり、半導体加工などのマイクロ加工技術を用いて製作される。本講義で扱うバイオMEMSとは、医療や創薬などのバイオ分野に応用することを目的としたMEMSを意味し、例えば微量な血液で診断が可能なデバイスや培養細胞の機能解析を行うデバイスなどが研究開発されている。本講義では、バイオMEMSの基礎から応用までを習得することを目的に、マイクロ加工技術、マイクロセンサ・アクチュエータなどのMEMS技術、各種バイオMEMSデバイスの構造・原理及び応用例などについて解説する。
授業計画
1. MEMSと講義の概要
2. マイクロ加工技術の基礎
3. 3次元マイクロ・ナノ加工技術
4. スケール効果と静電マイクロアクチュエータ
5. マイクロアクチュエータ
6. マイクロ物理センサ1
7. マイクロ物理センサ2
8. 神経インタフェース
9. マイクロ化学センサとマイクロ流体デバイス
10. 細胞解析デバイス
11. 微量液体操作デバイス
12. 生体資料の静電操作
13. 生体分子計測デバイス1
14. 生体分子計測デバイス2
15. 期末試験
16. 講義のまとめ
授業に対する
準備事項授業毎に配布資料を事前にダウンロードすること。
成績評価方法
授業毎の小課題と期末試験により評価する。
履修上の注意
講義内容の理解度を深めるために、配布資料中のキーワードをインターネットで調査したり、配布資料中で紹介する参考文献等を利用して復習するとよい。
教科書・参考書
教科書は指定しない。配布資料中で参考文献等を紹介する。