コース紹介

シラバス(2017年度版)(2018年度版は各校のシラバスを参照してください)

単位互換科目:設備診断技術

教員名

犬島 浩

単位数

2単位

開講学期

秋学期

目的と概要

目的/目標:設備診断技術手法の習得。
概要:設備診断技術は、対象とする設備の劣化・故障検知技術であることから、設備の劣化・故障を確実に検知するセンサの設定手法について解説する。異常検出の特質と異常検出用のセンサに関して概説する。次に診断対象で観測されたデータの信号処理手法に関して説明する。信号処理手法としてはデータの収集・前処理で必要な事項に関して説明する。各種統計的パラメータの統計的誤差評価を含めて説明する。また、定常時系列データのパラメトリックモデル特に自己回帰モデルを中心にその性質を説明する。具体的な例を示して、収集データに基づくモデルの同定方法も示す。異常検出・診断システムに関しても具体例を提示して説明する。

授業計画

1. はじめに
2. 検査・試験技術
3. 統計処理
4. 劣化診断パラメータ
5. 劣化診断エキスパートシステム
6. 発電設備の診断技術
7. 変電設備の診断技術
8. 電線路の診断技術
9. 架空電線路の診断技術
10. 産業用電動機の診断技術
11. 保全技術の動向
12. 診断によるコスト削減効果
13. オンライン診断の動向
14. 診断技術の将来展望
15. まとめ

授業に対する
準備事項

教科書の指定部分の事前読了し、その概要をパワーポイント作成を求める。予習には90分~120分かかると想定される。
必要に応じて、MATLABプログラム作成し、実行してもらう。

成績評価方法

試験:60% 設備診断に関するペーパーテスト
レポート:20% 研究のレポートを提出。
平常点評価:20% 定期的に研究内容を発表。

履修上の注意

大学課程の数学を履修していること。
最終授業で全体に対するフィードバックを行う。

教科書・参考書

電気設備の診断技術(改訂版)、電気学会

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