連携大学院について

教育理念・目的

今後大きく進展する自動車・ロボットの高度化知能化分野において、先端研究開発を主導する高度専門人材を継続的に育成するために、高専生から修士・博士課程学生のチーム学習による実習主体の実践的教育プログラムを、ステークホルダーの北九州市及び関連企業との密接な連携のもとに強力に推進します。高専・大学学部のインターンシップ制度を活用して、九州・中国地方などから学生を結集し、この分野の教育拠点を目指します。

教育に当たっては、各大学の有する得意分野を結集して、講義・演習・実習科目を構成します。各大学が得意とする分野は、九州工大の生命体工学研究科からはロボット系技術と脳型知能処理、工学府は機械工学、情報工学府は情報技術、早稲田大は自動車自律走行制御技術を、北九州市立大は機械加工とセンシング技術です。これにより、機械・制御・情報・電子の各分野の学生が自分の専攻分野を掘り下げると共に、本事業において近隣分野を学び、幅広い見識を備えた技術者となって、自動車・ロボット・AIの各分野における技術革新を主導する技術者を養成することを目的としています。


各学生にとって、自分の専門分野の深堀りは所属研究室での研究活動で行い、隣接する専門分野を広く知り、見識を深めるために本連携大学院のコースを利用します。図のように、修士学生は小さなT字を、博士学生は大きなT字を得るように努力して、産業界からも期待される「T字型人材」を育成していきます。