連携大学院について

事業背景・目的

北部九州の基幹産業である自動車産業は生産台数が150万台に迫るなど、その存在基盤を確立しています。また、自動車と同じく総合技術を必要とするロボットについては、北九州市およびその近辺に産業用ロボットの優良企業やサービスロボットのベンチャー企業が存在するなど、この地域には自動車、ロボットに関する産業基盤があります。自動車については、安全運転支援技術が小型車にも標準搭載されるようになってきており、今後の知能化の流れが進展していくと思われます。ロボットについては、高齢化社会の進展と共に介護・家庭用知能サービスロボットの開発が期待されています。
以上のインテリジェント・カーやサービスロボットの開発には、機械・制御・情報・電子などの工学系の広い分野が関係し、高度な専門性と幅広い知識と見識を有する技術者集団が必要とされますが、専門性で区分けされる従来型工学教育ではそのような人材育成に限界があります。

 北九州学術研究都市(学研都市)にキャンパスを有する九州工業大学、北九州市立大学、早稲田大学の国・公・私の工学系3大学院は、北九州市立大学を代表校として平成20年度から3年間文部科学省・戦略的大学連携支援事業による支援を受け、連携大学院カーエレクトロニクスコースを開設し、各方面から高い評価を得、支援終了後も自立的に専門人材の育成に努めてきました。本連携大学院インテリジェントカー・ロボティクスコースは、九州工業大学を代表校として、北九州学研都市の3大学院に加えて戸畑キャンパスの工学府、飯塚キャンパスの情報工学府を含め、平成24年度より文部科学省「大学間連携共同教育推進事業」の選定を受け、カーエレクトロニクスコースのノウハウを活用し、自動車・ロボットの高度化知能化という全く異なる領域で三大学の得意分野を結集して、新たな教育体系を構築します。

本連携大学院の目的は、地域からのニーズに加え、将来の自動車の知能化・電動化の流れを先導し,今後大きく発展が期待される知能ロボット技術をカバーする技術分野において,自身の専門分野を極めるとともに周辺技術も理解し、研究開発チームを先導する次世代を担うリーダーとしての実践力を有する高度専門人材を育成することです。