コース紹介

シラバス(2017年度版)(2018年度版は各校のシラバスを参照してください)

単位互換科目:ソフトウェア工学概論

教員名

山崎 進

単位数

2単位

開講学期

1学期

目的と概要

ソフトウェア工学は、ソフトウェア開発の理論と実践の両面の知恵を結集した知識体系です。実際のソフトウェア開発ではプログラミングだけでなく様々な作業を行います。この授業では、ソフトウェア開発がどのように行われているか概観します。
大学院生ともなれば、能動的・自律的に深く学べる能力を身につけることが欠かせません。この授業では、ソフトウェア工学を学ぶことを通して、能動的・自律的な深い学びかたを習得します。技術は急速に進化するので知識は陳腐化していく運命にありますが、だからこそ、技術ではなく技術の学び方を学ぶことが強く求められます。この経験は今後おおいに役立つことでしょう。

【到達目標】
1. 与えられたソフトウェア工学関連トピックについて、教員と教科書の助けを得ながら、自分の言葉で要約を記述できる。
2. 与えられたソフトウェア工学関連トピックについて、自分の言葉でリサーチクエッションを記述できる。
3. 到達目標 2 のリサーチクエッションについて、教員の助けを得ながら、独自に調査してプレゼンテーションと解説記事を記述できる。

授業計画

私たちは、ソフトウェア開発経験の浅い学生の能動的・自律的な深い学びを促進することを狙って、この授業を設計しました。
授業は2部構成です。
Part I (概要の学習)
1.オリエンテーション
2.参考書1
3.参考書1(ディスカッション)
4.参考書2
5.参考書2(ディスカッション)
6.参考書3
7.参考書3(ディスカッション)

Part II (ポスター発表)
8.研究計画
9.プレゼンテーション作成
10.ポスター発表
11.プレゼンテーション洗練
12.ポスター発表(再)
13.研究成果の解説の作成
14.研究成果の解説の洗練
15.ふりかえり

授業に対する
準備事項

学生は授業中の学習だけでなく予習・復習を多く行う必要があります。ただし、最低限どのような予習・復習をすべきかについては、教員がガイダンスならびに授業中に明示します。

成績評価方法

【到達目標ごとの成績評価】
到達目標1: 教科書で紹介する参考書の中から3冊以上の要約を記述したレポート(Part I): 30%
到達目標2: 3個以上のリサーチクエッションとその動機を記述したレポート(Part I): 20%
到達目標3:下記の合計:50%
・リサーチクエッションの研究計画のレポートとディスカッション(1回)
・リサーチクエッションについて調査したポスター発表(2回発表、1回成果物提出)
・ポスター発表での議論をふりかえったレポート(2回)
・リサーチクエッションの研究成果の解説を記述したレポート(1回)
・授業全体をふりかえったレポート(1回)
・ディスカッションへの積極的参加

履修上の注意

プログラミングなどのソフトウェア開発をした経験があるか,卒業研究などのプロジェクト活動を行った経験があることを前提としています。どちらも経験ない場合には補習をしますので,学期が始まる前に担当教員に相談してください。
授業中に日本語によるプレゼンテーションを行います。必要な日本語能力がない場合には,学期が始まる前に担当教員に相談してください。

教科書・参考書

教科書:授業中に配布します。
参考書:実践ソフトウェアエンジニアリング~ソフトウェアプロフェッショナルのための基礎知識 ロジャー・プレスマン著 西康晴ほか監訳 日科技連出版社
・ソフトウェア工学~理論と実践 シャリ・ローレンス・プリーガー著 堀内泰輔訳 ビアソン・エデュケーション(絶版)
・ソフトウェアエンジニアリング基礎知識体系-SWEBOK2004 松本吉弘訳 オーム社
・ソフトウェア開発201の鉄則 アラン・デービス著 松原友夫訳 日経BP社

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